JFK Jr. 不健康な米国の子どもたち

RFK jr. ミーム

~~ ロバート・F・ケネディ・ジュニア ~~

ロバート・フランシス・ケネディ・ジュニア(Robert F. Kennedy Jr.、RFK Jr.)は、元大統領ジョン・F・ケネディの甥にあたります。父親は、1968年に暗殺されたアメリカ合衆国上院議員で第64代司法長官のロバート・F・ケネディです。環境保護運動家として名高く、近年ではワクチンの安全性に関する活動でも知られています。2024年の大統領選挙に向けて民主党からの立候補を表明しましたが、8月に選挙活動を停止し、トランプ支持を表明しました。

以下は、8月23日(金)のドナルド・トランプ氏の大統領選集会に登壇し、トランプ氏への指示を表明したときのスピーチの一部です。米国のとくに子どもたちの健康被害を訴えています。このスピーチもそうですが、様々なポッドキャストに登場するさいの発言から、トランプ政権では保健福祉省(HHS)か教育省(ED)の長官なるのではないか、というのがスピーシストはまじんの読みです。

米国大統領共和党候補トランプ氏の集会でトランプ支持を表明するロバート・F・ケネディー

28:36 私はこの機会に、何よりもまず数百万の米国の子供たちを救うという道義的義務を感じています。子供たちの健康と慢性疾患の状況がどれほど深刻かよく知りたい方は、タッカー・カールソン氏の最近のインタビューで、カリー・ミーンズと彼の姉妹でスタンフォード医科大学を首席で卒業したケイシー・ミーンズ博士を招いて話していますので、そちらを視聴することをお勧めします。

29:05 これは文化戦争の問題や私たちがこだわっている他の様々な問題よりも、はるかに直接的で差し迫った問題です。この国を引き裂いている、これこそ最も重要な問題ですので、私たちをひとつにまとめる可能性があるのです。

29:20 なぜこれがそれほど緊急の課題なのか、少しお話しします。今日、私たちは地球上のどの国よりも多くの医療費を支出しており、その額はヨーロッパの2倍なのですが、結果としての健康状態は最悪です。私たちは健康結果において79位で、コスタリカ、ニカラグア、モンゴルなどの国々の後ろにいます。

29:50 私たちは他のどの国よりも慢性疾患にかかる負担が大きく、コロナ流行中には世界で最も多くの死亡者を出しました。コロナの死亡者の16%を米国人が占めていますが、この国には世界人口の4.2%の人しかいません。CDCによれば、これは私たちが地球上で最も病弱な国民だからです。私たちは世界で最も高い慢性疾患率を持っており、コロナで亡くなった米国人は平均して3.8の慢性疾患を抱えていました。

30:16 体の免疫システムが崩壊していて、ミトコンドリア機能障害を持っていた人たちです。こんな状態の国は他にありません。米国の成人と子供の3分の2が慢性的な健康問題に苦しんでいます。50年前にはその数は1%未満でした。ですから、1%から66%に増加したことになります。

30:43 現在、米国の74%が過体重または肥満であり、50%の子供たちが肥満です。120年前に肥満の人がいたら、サーカスに送られていました。実際、肥満というものはほとんど知られていなかったため、調査報告書がかかれるほどでした。日本では子供の肥満率は3%です。米国の50%と比べてみてください。

31:10 また、半分の米国人が糖尿病予備軍であり、2型糖尿病を抱えています。叔父(ジョン・F・ケネディー)が大統領だった時、小児糖尿病は実質的に存在していませんでした。通常の小児科医は、40年または50年のキャリアの間に糖尿病を一例ほど診るだけだったでしょう。今日では、小児科を訪れる子供のうち、三人にひとりが糖尿病または前糖尿病予備軍です。

31:33
 糖尿病を引き起こすミトコンドリア障害はアルツハイマー病も引き起こしており、アルツハイマー病は、現在糖尿病として分類されています。米国はこの病気のために、毎年、軍事予算よりも多くの費用をかけています。

31:47 神経系の病気も爆発的に増えており、私が子供だった頃には見られなかったADD、ADHD、言語遅延、チック症候群、ナルコレプシー(睡眠障害)、ASD、アスペルガー症候群、自閉症などが増えています。2000年には自閉症の割合は1500人に1人でしたが、現在ではCDCによると、全国の子供の自閉症の割合は36人に1人です。だれも話そうとはしませんが、事実、そうなのです。

32:16 カリフォルニアでは22人に1人が自閉症です。米国の子供たちの77%は、心身の障害のため軍隊に入ることができない、という危機にみまわれています。この国で何が起きているのでしょうか。どうしてこれが連日トップ記事にならないのでしょうか。

32:38 世界中でこれを経験している国はありません。これは米国だけで起こっていることです。業界の人々はよく診断基準が違うといいますが、そんなことはありません。変化したのは症例数です。私は70歳ですが、私の世代では、自閉症は一万人に一人でしたが、私の子どもたちの世代では34人に一人です。繰り返すようですが、カリフォルニアでは22人に一人の割合なのです。なぜ私たちは子どもたちをこのまま放っておくのでしょうか。子どもはこの国でもっとも価値ある資産です。米国のティーンエイジャーの18%が脂肪肝疾患を抱えていますが、これは5人に1人に相当します。この病気は私が子供の頃には末期のアルコール依存症の年寄りにしか見られませんでした。癌の発生率は爆発的に増えていますが、若年成人の癌は79%増加しています。米国の女性の4人に1人が抗うつ薬を服用しており、ティーンエイジャーの40%がメンタルヘルスに問題があると診断を受けています。さらに、15%の高校生がアデロール(精神刺激薬)を服用しており、50万人の子供たちがSSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害剤、抗うつ剤)を服用しています。

34:09 この苦しみの原因について、ここで2つを挙げます。まず最も悪いのは、超加工食品です。米国の子供たちの食事の約70%が超加工食品であり、これらは主に加工された糖分、超加工された穀物、種子油で構成されています。1970年代と80年代、タバコ業界が大手食品会社をまるごと買収し、そこで働いていた科学者たちを数千人も投入して、新しい化学物質を開発させました。中毒性の高い食品を作るためです。

34:53 これらの成分は100年前には存在せず、人間は生物学的にこれらを消費するようには適応していません。これらの化学物質の多くはヨーロッパでは禁止されていますが、米国のあらゆる加工食品に存在しています。

35:07 2つ目の原因は、私たちの食べ物、医薬品、環境に含まれる有毒化学物質です。農薬、食品添加物、医薬品、そして有害廃棄物が私たちの体のすべての細胞に浸透しています。

35:22 これらの化学物質は、細胞とホルモンを容赦なく破壊します。問題をひとつあげますと、これら化学物資の多くがエストロゲン(女性ホルモン)を増やすのです。若い子供たちは多くのホルモン撹乱物質を摂取しているため、米国では思春期の開始年齢が、現在10歳から13歳に落ちています。これは1900年の女の子たちが思春期を迎えた年齢より6年も早いということです。米国では世界で最も早く思春期が始まるのです。これは栄養状態が良いためではありません。これは異常な状況です。

36:02 乳がんもエストロゲンが関わっており、現在、8人に1人の女性が乳がんになります。私たちはすべての子供たちと大人たちを大量に毒しており、この悲劇的な慢性疾患の蔓延がまさに人為的に引き起こされていることを考えると、経済への影響については言わずもがなですが、言わざるを得ません。これは国の財政を圧迫しています。

36:26
 私の叔父が大統領だった頃、この国は慢性疾患対策に1ドルも出していませんでした。今日では政府の医療費支出のほとんどが慢性疾患のために費やされており、それは軍事予算の2倍であり、連邦予算の中で最も急増している項目です。慢性疾患は経済全体に対して少なくとも4兆ドルの損失となっており、これは軍事予算の5倍です。

36:56 これは、私たちのやることなすことすべて、またあらゆるプロジェクトに20%の負担がかかっているということです。とくに苦しんでいるのはマイノリティの人たちです。DEIや様々な偏見についてよく懸念の声が聞かれますが、これははるかに大きな問題です。私たちは貧困層を毒しており、制度上、国中でマイノリティを毒するようになっているのです。

37:22 食品産業のロビー活動を通して、フードスタンプの約70%と、学校のランチの約70%から77%が加工食品とされてきました。野菜など、食べたいものはありません。私たちは貧困層を毒しており、だからこそこれらの人びとは米国の人口集団の中で最も深刻な慢性疾患に苦しんでおり、世界でも最悪なのです。食品業界のロビー活動のおかげで、農業補助金のほとんどが加工食品産業の原料となる商品作物に割り当てられてしまっています。これらの政策は小規模農家を破壊し、私たちの土壌を壊しています。

38:09 タバコへの補助金は果物や野菜に対するものの8倍です。全くわけがわかりません。

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